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  おいものせなかだより6月       2016年6月6日(月) [おいものせなか通信]

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 おいものせなかだより裏面                                    2016.6.4

          「1枚の写真が国家を動かすこともある」  

  数年前に、廃刊の危機に陥ったフォト・ジャーナリズム雑誌「DAYS JAPAN」を、友人から
 紹介されて、定期購読の応援を始めました。そこで、世界で不条理な現実に苦しんでいる人々
 の写真に、フェアトレードの仕事をやっている私でも、日本にいて平和ボケの頭に衝撃を受けま
 した。
  あまり報道されることのない真実を、危険をかえりみず取材する報道カメラマンたちを心から
 尊敬します。長い歴史の中で、世界の8割以上の人々が基本的な生存権を脅かされていて、
 世界は益々悪くなっているように感じます。もしも、自分が紛争の地に生まれていたら…。まず
 知ること、そして考える。自由に発言し、行動できる私たちができることは何か?世界の人々が
 命を脅かされることなく生きるために。「広河隆一 人間の戦場」を、ぜひ観て下さい。  (新田)

  「DAYS JAPAN」編集長の丸井春さんの5月号の編集後記を、抜粋して紹介します。                                            

   今回は、毎年この時期恒例のDAYS国際フォトジャーナリズム大賞の受賞作品発表号です。
 今回は、世界中から、これまでで一番多い約1万点もの応募がありました。戦争や紛争、貧困、
 飢餓、児童労働や環境汚染、農薬被害や人間生活の犠牲になる動物と多岐に渡り…(中略)。

   さて、今月号では、受賞作品の中から「紛争と難民」を特集しています。難民の時代といって
 もいい今、何百万人の人たちが紛争によって国を追われ、行くあてのない逃亡は人々を死の危険
 にさらしています。ヨーロッパでは彼らを追い返そうという動きも出てきて、日本は受け入れる姿勢
 すら見せていません。(中略)

   世界は一体どこに向かうのでしょうか。日本の私たちにとっても、難民は正直「遠い問題」です。
 関係ないと思っている人も多いでしょう。でも、難民となる人々を生み出す紛争に、本当に私たち
 はまったく無関係でしょうか。私たちの国の首相が、安保関連法まで強制的に施行し、愛情込めて
 支持するアメリカは、イラクやシリアの地にどれだけ爆撃をおこなって、どれだけの罪のない人々の
 命を奪ったでしょうか。それを私たちの国は支援したことはありませんか。

   2016年3月29日。私たちの国は、他の国の戦争や紛争を、武力でもって支援できるように
 なりました。だからこそ、中東の紛争や難民の問題は、特にこれからは、私たちにとって決して無
 関係ではないし、秘密保護法下の日本では、私たちは私たちの知らないところでいつの間にか、
 イラク戦争やアフガン戦争のときのように難民を生み出す加害者になるでしょう。争いに税金を使
 われて。今度は争いに私たちの自衛隊を使われて。争いを武力で解決しようとする試みを何年も
 何十年も続けてきた結果、中東で何が起きているか。それを今回の写真たちが伝えてくれている
 と思います。

  最後に。今回の広河隆一の原稿は必見です。本当に、です。恐ろしい日本に突き進む入り口に
 立つ私たちへの警告です。(丸井)

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「安全保障関連法 施行の日の夜に  国会前デモにて」           
                                
                                 「DAYS JAPAN」5月号より。

   高校1年生のせいなです。朝、新幹線で宮城からここまで来ました。こんな大勢の前で喋ること
 は初めてなので、とても緊張してますが…。自分の言葉でちゃんと伝えたいと思い、今日ここに立
 たせていただきました。なぜ、私がここまでするか。それは、今の政権に不安と強い怒りを持って
 いるからです。
 
   私たちが反対している「安保法制」は、日本が貫いてきた平和主義の象徴としての憲法9条に
 反している、「他国の戦争に参加できる権利」、つまり集団的自衛権が行使できるようになる、自
 衛隊の仕事のリスクが上がる、とても危険なものです。政府がこの法案を無理やり押し通してから
 約7か月が経とうとする今日、ここで私たちが集まってるのは他でもなく、この国がいまやってる
 ことはおかしいんだと、この国の民主主義と立憲主義を完全に無視したこの法制が通ってしまうの
 は本当におかしいんだと、そのことを、国民として、未来を生きるひとりとして、絶対に声に出さなけ
 ればならないと思ったからです。(中略)

   去年の9月17日、参院特別委員会で、速記停止中のなか、委員長の声も聞こえないなか、
 あるはずの総括質疑もなく、「多数」ということで安保関連法が強行採決され、18日の深夜には、
 参院本会議で可決されました。その場面をテレビのニュースで実際に観ていて、自分はこれから
 どうしていったらいいんだろう…、このまま声を上げ続けるべきなのかどうか、自分の無力感に浸り
 ながらいろいろ考えました。でも、自分の身の回りで起きてるこの現実を、見て見ぬ振りをして生き
 ていくことは出来なかった。こうやって、国会前で、顔も名前も出して喋ることはとてもリスクがあり
 ます。でも、ここで言わなかったら、誰かがやらなかったら、この国のこの政権の暴走は止まりません。

  私のしてることに冷笑してる子たちはみんな言います。「そんなことやって何が変わるんだよ、
 楽しんでるだけじゃん」って。でも、じゃあ、ただテレビの前でニュースを観て、「やばいな」って思った
 だけで何かが変わると思う?と私は思います。だってそれはただの傍観者で、思うことは誰にでも
 できます。でも、それをいかに表現するか、訴えるか、少しでも何かを変えられるか。それには、
 いま私たちがやってるように、声を上げることからだと思います。もう夏の参院選まではあっという
 間です。今ここで声を上げなくてどうするのですか?(中略)

  (安保法案が)必要か必要じゃないか以前に、憲法違反という「違反」を堂々とおこなう現政権
 には断固として反対し続け、これからも声を上げ続け、立憲主義を取り戻したいと思っています。
 私たち国民の意思を無視する安倍総理に、この国の未来など任せられません。私は、軽い言葉
 でおさめてしまう傍観者にはなりたくない。私たちが主権者だから。私たち若者の未来は私たち
 が声を上げないと、本当にとんでもないことになります。原発にしろ、処理しきれない問題を後世
 に残していかないでください。(中略)私はまだ選挙に行けないけれど…。だからこそ、選挙権の
 ある人は選挙に行ってほしい。絶対に諦めず、学び、考え、この先も間違ってることには間違って
 いると訴え、それが学生であろうが大人であろうが、声を上げ続け、行動していきます。

   2016年3月29日、私は安全保障関連法の廃止と、安倍政権の退陣を強く求めます。
                                              (せいな/高校1年生)
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