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  旅立ちの日      2018年4月2日(月) [がんと闘いたくない癌闘病記]

  3月28日の葬儀の日は春の陽気のとてもいい天気。
  コージさんは、寒い冬を乗り越えたい、でも、芽吹きの春も心配だ、病気も芽吹く
  というからと。残念ながら、その通りになってしまい、個展を見届けるかのように
  最終日に逝ってしまった。そして、彼岸の最終日にクサレジジイに連れていかれた。


  昨夜、棺桶に入ったコージさんの顔が変わっていた。あれ、出っ歯になってる?
  息をひきとった日は安らかな寝顔のようだったが、日に日に頬をがこけてきた。
  口も開いてきたので、口閉じてーエイエイッと下唇をUPさせて閉じようとしたり。

  葬儀の朝に顔を見に行くと、出っ歯に唇の一部が陥没している?どうしてかなあ
  と見ていたら、ヨコから息子が「それはね、オレがやったんだよ」「え?なに?」
 
  「夜中にさあ、酔った流れで口を閉じようとしたら、入れ歯が外れちゃってさ
  (40歳の頃、仕事中の事故で前歯を数本折って、上の歯は入れ歯だった)
  慌てて直そうとしたら、入れ歯が口で縦になって間抜けな顔になっちゃって。
  これはいけないと指を口の中に入れて直している時に下唇がへこんでしまった。
  死人の口の中に指を入れるなんて、あまりしないよね(笑)」

  最期まで、笑わせるコージである。

         
  家族葬と言っていたものの、特にお知らせしなかったのに、予想以上の参列者で、
  嘘のような光景だった。おおっと、一番びっくりしたのは、コージさんだろう。

  花と灯りで飾られた立派な祭壇に、たくさんの、若い女性も多く(お客さん)
  「オレ、照れるなあ」と、ダジャレの一発も出そう。後で、実は夫がコージさん
  の隠れファンだったんですという声や、カッコイイ人でしたという女性たち。
  ホントに?生きてる時に言ってよ~。ほめられれば、すごく喜んだから(笑)。


  葬儀の直前がまたドタバタで。「お寺さん用の蓋つきの湯飲みは?」「ない!」
  「茶碗の座卓」「ない」「和菓子用の二股爪楊枝」「ない!もう、事前に言ってよ」
  
  「弔辞を述べられる方はいますか?」シーン・・・
  (え、弔辞?何も聞いてない。葬儀屋、事前に言ってくれれば誰か頼んだのにー)

  葬儀・火葬は出っ歯以外はトラブルなく無事に終わり、あれだけガリガリに痩せて
  しまった体なのに、しっかりした骨がたくさん残り、骨箱いっぱいに。

  これからは、私にあれこれ言われることもなく、また自由な放浪の旅に出れるね…
葬儀の前も後も、今も毎日、彼が大好きだったボブ・ディランを流してるよ。

  お墓へ納骨は4月末に行うため、それまではカフェの小さな祭壇でお焼香できます。


            IMG_2060[1].jpg


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